貧困

貧困についてあなたはどのくらい知っていますか?【社会問題】

Hakase(@hakase_2929)です。

今回は、社会問題となっている貧困について書いていきたいと思います。

貧困とは?

そもそも貧困とは何でしょうか?お金がなくて、生活に困っているというのは、なんとなく想像できるはずです。

UNDPには、貧困の定義を以下のように書いています。

貧困とは、教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のことです。(引用: UNDP-貧困とは)

基本的なサービスを手に入れられない状態のことのようです。健康で文化的な生活をするためには、以上のようなことをできる状態でなければなりません。

絶対的貧困と相対的貧困

実は貧困には種類があります。

絶対的貧困と相対的貧困の2種類です。以下で紹介いたします。

絶対的貧困

絶対的貧困とは、以下のように説明されています。

絶対的貧困とは、食料や衣類など人間らしい生活の必要最低条件の基準が満たされていない状態のことです。(引用: 「貧困」の定義は?絶対的貧困と相対的貧困とは。子どもの貧困問題解決のためにできること

これは、皆さんが貧困を想像するときには、以上のような状態をイメージするのではないでしょうか?

例えば、アフリカの貧しい子供たちとかは、この絶対的貧困に該当します。相対的貧困と比べて、絶対的貧困のほうが分かりやすく、支援などの活動が活発な印象があります。

相対的貧困

対して、相対的貧困は以下のように説明されています。

相対的貧困は国や社会、地域など一定の母数の大多数より貧しい状態のことです。(中略)あくまでも指標の1つですが、日本の場合では年収が約122万円以下の場合相対的貧困に該当すると言われています。(引用: 「貧困」の定義は?絶対的貧困と相対的貧困とは。子どもの貧困問題解決のためにできること)

他の人たちと比べたときに、貧しい状態にある人のことです。所得の中央値の半分未満だと、相対的貧困に該当します。日本の場合は、具体的に年収約122万円以下という基準があるようです。

相対的貧困は、絶対的貧困に比べてとても分かりづらいです。食べ物はぎりぎり食べれるけど、家賃が払えないというのが、相対的貧困です。

日本は相対的貧困が多い国です。以下の記事は年収についてのものです。そちらも是非ご覧ください。

日本全体の年収中央値は360万円!?平均年収との違いを徹底解説

https://career-picks.com/average-salary/nenshu-chuochi/

具体的なケース

では、具体的にはどういうふうに、貧困に苦しんでいるのでしょうか?

3つのケースを詳しく見ていきましょう。

不倫して奨学金を着服する父親

地方出身の女子大生で、母親が亡くなった後、父親の不倫が発覚し、家庭崩壊。生活費が足りず、キャバクラで働き、そのあとは風俗嬢をしている。父親の奨学金着服については、あきらめており、卒業と同時に1000万以上の負債を背負うことになる。そんな女性に以下のような質問が投げかけられます。

ー10年後、どうなっていると思う?

暗い話ですけど、たぶん自殺していると思います。将来のことはよく考えるけど、幸せな自分は当然、生きている自分の姿も想像つかない。(引用: 東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか)

この文章を読んだときに、思わず本を閉じそうになりました。まだ女子大生と若いはずです。そんな女性が将来に希望が持てず、死ぬことを考えています。

しかし壮絶な人生です。だから安易に死なないでくださいとは言えないと思いました。奨学金で苦しんでいる大学生はたくさんいます。

だから奨学金はせめて、給付型にしていただきたいです。大学を無事卒業できたとしても、奨学金を返すために、奴隷のように働かなくてはならないのです。

図書館司書の8割以上は非正規職員

30代女性で、図書館司書をしている方です。非正規雇用です。手取り額は約13万円。そんな女性の悲痛の叫びを以下に引用いたします。

その日暮らしは十分できます。もっと経済的に厳しい人がいるのも十分承知はしています。けど、ずっとギリギリの生活で、なんの贅沢もしていないのに貯金すらできない。嘱託は1年契約、更新は最長5年と決まっていて、いまは4年目です。来年はすごく頑張っても、仕事で成果を出しても確実にクビになります。低賃金なので蓄えはないし、年齢ばかり重ねて、私はいったいどうなってしまうのだろうって。(引用: 東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか)

手取り額も少ないですし、しかも非正規雇用です。せめて正規雇用だったら、まだいいのです。

ぎりぎり生きていけるお金は、もらえているが貯金できず、職場と家を往復する毎日を過ごしている人は多いと思います。休日はなるだけお金を使わない娯楽をして、時間を潰す。まさに奴隷と何ら変わらないです。

図書館司書という専門的な仕事に携わっているわけですから、給料はもっと貰ってもいいですし、正規雇用をすべきです。

政府はこういう雇用について、もっと真剣に対策をうつべきなのではないでしょうか?非正規雇用で得をするのは、雇う側や派遣会社だけなのです。

「生活保護」を受けるのを拒む男性

週3回の人工透析、月額約6万円の障害年金で暮らす50代の男性。父親から小さい頃から暴力を受け、完全に支配されている状態。職を転々とし、父親の死後は遺産トラブルに巻き込まれた。そんな男性は「生活保護」を受けるのを、拒んでいます。

「健康で文化的な最低限度の生活」からは程遠いのに、マサヒロさんは生活保護を利用するのは「恥ずかしい」のだという。

「親戚の中には、都庁に勤めている人もいますから。生活保護なんていったら、顔向けできなくなっちゃう」(引用: 「生活保護」を頑なに拒む52歳男性の持論東洋経済ONLINE

貧困は男性にももちろんあります。生活保護を受けるのが恥ずかしいという50代男性のケースです。

生活保護を受けるのが恥ずかしいという人は多いと思います。世間では生活保護を受ける人に対しての風当たりは非常に強いです。

しかし生活保護は貧困になったら、受ける権利があるのです。不正受給は一部の人だけです。だから恥ずかしいというふうに思わないでほしいと思います。

この男性は父親から暴力を受けて育って、心身ともにダメージを受けています。その後もいろいろと上手くいっていないようなので、もう諦めてしまっている状態なのかもしれません。

私たちは何ができるのか?

以上のようなことを受けて、貧困という社会問題に私たちは何ができるのでしょうか?

現状を知ること

まずはやっぱり貧困について、知ることがとても大切です。GoogleやTwitterで検索したり、YouTubeで動画を見たり、本を読んだりして、貧困について知りましょう。

情報発信をすること

貧困についてある程度知ったら、Twitterやブログを使い、情報発信をしてみましょう。人に話すのも良いです。最初にブログを書くのは、ハードルが高いと思うので、Twitterとかで呟いたりすれば良いと思います。

インプットした知識はアウトプットすることが大切です。

寄付をすること

貧困を支援している団体に寄付をするのも、とても良い方法です。以下に団体のURLを貼ったので、是非見てみてください。

NPO法人 ほっとプラス

http://www.hotplus.or.jp/

日本財団

https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/ending_child_poverty

NPO法人 キッズドア

http://www.kidsdoor.net/otona/mission/data.html

日本こども支援協会

https://npojcsa.com/jp_children/poverty.html

「子どもの貧困」に寄付するなら?日本の子供支援の募金先NPO3選

https://kifunavi.jp/nonprofits/children_povety/

ボランティアをすること

寄付をすることと合わせて、余裕があればボランティアをするのも良いと思います。実際に現場を見ることで、より貧困が身近に感じられるはずです。

寄付をすることのところで、団体のURLを貼ってあるので、そちらをご覧ください。

デモをすること

デモをすることは、ハードルは高いと思います。ただデモをすること自体は、警察に届け出れば良いので、そこまで難しくはないです。

ただ人を集めるのは大変ですし、時間がかかるので、デモに参加するのが良いと思います。デモはTwitterなどで検索すると良いと思います。労働運動をして、賃上げを訴えたりすると良いです。

以下にデモを主催する場合の手順が解説されている記事を貼っておきます。

初めてのデモ決行マニュアル!申請内容例を含む準備方法

https://www.kilamek.co.jp/new/wp/2017/06/15/demo/

まとめ

貧困は深刻な社会問題です。貧困はよく自己責任だと言われます。自己責任がまったくないとは言いませんが、自己責任だけで貧困を片付けてしまうのは、いかがなものでしょうか。

賃金は低いですし、非正規雇用も多いです。節約では限界があります。やはり賃金が増えたり、雇用が安定することが貧困から人々を救うのだと思います。

Twitterではきゅうり1本の食事のツイートがバズったり、YouTubeでは1か月食費1万円生活や月収10万円の生活の様子を動画にしたのが、何十万回再生を記録しています。

節約することはすごいことですが、節約せざるを得ない世の中になっているということを、知っていただきたいと思います。

東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのかを是非読んでみてください。

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P.S. 以下に引用した記事や、参考になる記事や動画を載せました。是非ご覧ください。

UNDP-貧困とは

http://www.undp.or.jp/arborescence/tfop/top.html

「貧困」の定義は?絶対的貧困と相対的貧困とは。子どもの貧困問題解決のためにできること

https://gooddo.jp/magazine/poverty/children_proverty/47/

 

東京の「生活保護」はまったく機能していない

https://toyokeizai.net/articles/-/271689?display=b

 

「生活保護」を頑なに拒む52歳男性の持論

https://toyokeizai.net/articles/-/307139?display=b

 

 

「日本の未来を考える勉強会」ー東京の女性の貧困、地方の女性の貧困ー 令和元年10月24日 講師:ノンフィクションライター 中村淳彦氏

「日本の未来を考える勉強会」ー全世代に広がる貧困と格差ー 令和元年11月12日 講師:聖学院大学人間福祉学部客員准教授/NPO法人ほっとプラス代表理事 藤田 孝典